爬虫類用の木製ケージ

スタイリッシュで機能満載な木製ケージ

大きなトカゲ用のケージとしてご注文、制作をしました。
インテリアに合わせたウォルナット系の色、下段にはケージと分離できる収納、ケージは必要な機能をすべて入れ、全体をシンプルにまとめています。

見た目だけでなく使い勝手も考えた構造

実際に飼われている方からいただいたご要望をすべて詰め込んでいるので、とても使いやすい、必要な機能を備えたケージになっています。
取り入れたご要望は以下のようなものです。
・内部はなるべく明るく、観察しやすいようにガラス面を多めに。
・前面は手前に開く扉。
・天板は熱が逃げるように金網を使用。取り外しができるもの。
・シーツ等の交換がしやすいように、床面は引き出し式。
・天井に赤外線ランプのクリップが挟める突起を作る。
・サイド面はガラス+放熱用のパンチングメタルで作る。
・キャスターをつけて移動がしやすいようにする。
・下段は開き戸の収納。

前面の開き戸。ブレーキ機構が付いているのでゆっくり開きます。
可能な限りガラス面を大きく制作したため、衝撃を受けないような開き方にするのは必須です。

床面の引き出し。画像では途中で止めていますが、手前に引き出せば完全に外れるので掃除も容易。
スライドレールだと途中で止まってしまい取り外しに手間がかかるため、木製のレールを製作して対応しました。
引き出しの底は多少の防水性も持たせてあります。

天板はフタになっているため、取り外して内部にアクセスできます。
ハニカム状の金網を張り、放熱と通気をよくしています。

裏側はランプ類のクリップを挟む突起が並んでいます。
サイドと背面はパンチングメタルを使用。ケージ内の温度が上がりすぎないように熱を逃がすことと、通気をよくするという効果を狙ったものです。

ストッパー付きのキャスターを取り付け。前から見た際にキャスターが見えないように、扉は大きめに作ってあります。
前から見たときのごちゃごちゃ感を極力少なくする工夫です。

扉と引き出しは取っ手なしで制作。扉に引っ掛かに指をかけて開閉します。
取っ手がないので見た目がとてもシンプルです。
インテリアや好みによっては、取っ手のないあっさりとしたものの方が良い場合があります。当店で頻繁に取り入れる手法です。

下段の収納。内部には棚板が1枚あり、高さ調整ができます。
ケージ部分から伸びるコード類は棚の中に隠れますので、コードが外に散らかることもありません。

欲しい機能性とインテリアに合うデザインを兼ね備えたケージがない。とのことでオーダーをいただいたものです。
動物の種類によっても必要な機能は変わってきます。
市販の専用ケージではインテリア的にいまいち・・とお悩みの方はご相談ください。
デザインやサイズなど、理想のケージを制作いたします。

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