マントルピースとは暖炉を囲う装飾家具を指す言葉です。 インテリアの好みによっては全く触れる機会がないので初めて聞くという方も多いのではないかと思います。 暖炉のある家は少なく、後からの設置も難しいため本来の使い方をできる方は限られます。 最近では飾り棚として、暖炉の有無に関係なく純粋にインテリアとして楽しむ方が多いようです。 ヨーロッパアンティーク調の家具はあまり制作をしていませんが、制作可能なカバー範囲のご参考に。
本来の使い方であれば、暖炉周りですので燃えないよう石などでできています。 ですが、暖炉での使用でない場合はあくまでも飾り棚としての使い方になりますので木製です。 本来の重厚感を出すため、天板も装飾がついた厚み6cmほどの板になるよう制作。 見た目とは違い、実際は片手で運べるほど軽量です。
塗装は少し黄色の入った生成り色のペンキ仕上げ。 今回は綺麗なホワイトですが、汚れをつけて使い込んだアンティーク風にしても良いかもしれません。
柱をイメージした脚は底部分にも装飾が。 床に近い部分は幅と奥行きを若干大きくし、どっしりとした印象になるよう仕上げています。
設置場所は写真のように壁と壁の隙間です。 このような設置方法の場合、市販のものからピッタリ収まるものを探すのは至難の技。 奥行きも大きすぎると通路の妨げになってしまったり、デザインや色などの条件もありますのでなおさらです。
幅木がある場合、マントルピースの背面がフラットなものだと天板と壁に隙間が空いてしまうため、幅木の寸法分天板を奥にずらして制作することで写真のように壁面ピッタリに設置することが可能になります。 その場所専用の設計をすることで、自然な一体感が生まれます。 オーダーをご検討の際は、そのような点もぜひご考慮なさってみてください。
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