美容室のリニューアルに合わせて製作したカウンターユニットです。
空間の印象を左右する大きな家具ということもあり、「木口(木材の断面)が見えない、端部まできれいな仕上がりにしたい」というご要望をいただきました。
一般的には、木口を隠すために突板シート(木を薄くスライスしたシート)を貼るという方法があります。
ただ、突板シートはどうしても経年で浮きや剥がれが起きやすく、日常的に使う家具では、美観の低下に繋がってしまうことがあります。
多くのお客様が触れる什器ですので、耐久性と美観の維持のため、今回は別の方法を検討し製作をしました。
本体の外側すべてに 3mm厚の板を“面で貼る” というつくり。
木口はわずかに見えていますが、厚みが3mmと薄く、ほとんど気になりません。
細部まで木の質感が途切れず続くので、見た目も自然で、長くきれいに使える仕上がりになりました。
正面から見て右側には、商品をディスプレイできる 小さな凹みのスペースがあり、販売用のシャンプーなどが手に取りやすい高さで製作をしています。
内部には収納スペースと可動棚を備え、収納物に合わせて柔軟に調整できるようになっています。
木目のまっすぐな表情を活かした、美容室の新しい空間に馴染むシンプルで清潔感のあるカウンターになったと思います。
リニューアルや店舗づくりでは、「この部分だけこうしたい」「細かい仕様も相談できるだろうか」と迷う場面が多いかもしれません。
そうした時は、イメージの段階からでも気軽にご相談ください。
使う素材や耐久性、日々の扱いやすさなど、メリットとデメリットを正直にお伝えしながら、
空間に合う最適なかたちをご提案します。
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