もともとお持ちだった格子戸付きの傘立てを元に、新たに作り変える形でご注文いただいたものです。 格子戸に一部竹を使った和風の傘立てでしたが、新しいものはシンプルでモダンな雰囲気になるようデザインをしています。 玄関の限られたスペースでも邪魔になりにくく、散らかって見えてしまいがちな傘を隠せてしまう。扉付きの傘立ては良いアイデアだと思います。
取っ手は取り付けず、代わりに指を引っ掛けるくぼみが扉のサイドに設けてあります。 取っ手をどのようなものにするかで大きく印象を変えることができますが、今回のように取り付けない選択ですとシンプルでモダンな印象になります。
濡れた傘を換気する必要があって採用している格子戸ですが、デザインによっては和風に寄りますので、細かい装飾部分などで工夫しています。
側面は脚に板をはめ込んで、和風ではない少し凝った作りにしました。
扉を開けた内部の作りです。 傘立て以外に使い道がないであろう構造になっています。 この構造も元々お持ちだった傘立てと同じように作っているのですが、傘が倒れてこないよう真ん中付近と底に囲いを設ける工夫がされています。 用途を限って作ることで、細かい配慮を盛り込めて使いやすさが増しています。
この家具が設置される玄関は、左に傾斜しているため、置いた時に斜めにならないよう右足を1cm短く作ってあります。 (撮影時は右足の下に板を挟んで上げ底しています。) これは無理かな?というような、少し特殊なご要望でも可能な限りご対応をしています。 お問い合わせの際は、そのようなご要望もぜひお聞かせください。
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